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2005年頃岐阜医療科学大学の開設準備にあたり、製品を製作していた見地から、商品を企画、開発する観点から科学技術論的な講座を作りたい、講座名は「産業科学概論」でどうかとの要請がありました。私は、放射線治療装置やCT,MRIの原理のような専門的な講座を約20年間北海道大学等幾つかの学校で講義してき経験はありましたが、このような観点からの新分野にとまどいましたが、大学の目論見も面白く思い、引き受けることにしました。しかし、当時、このような分野の教科書は探しましたが存在せず、教科書を上梓することにしました。これから開発に携わる若い人の約にたてれば幸甚です。

 

 

上記教科書の一部をホームページに公開いたします。

目次

1.1.テクノロジーと商品開発 1
(1)ニーズとシーズ 1
(2)商品企画と商品 2
1.2.企業の発展と商品開発力 4
(1)商品の企画力 4
(2)製品製作技術力 5
1.3.研究開発と商品化 6
(1)産学(官)の連携 6
(2)企業における部門と商品開発 6
(3)商品企画、市場への商品投入 7
1.4.商品化と規制 8
(1)規制の目的 8
(2)規制の形態 8
(3)企業、業界団体による自主規制 10
(4)規制緩和 11
2章 事例に学ぶ産業科学 12
2.1.規格統一の課題 12
(1)次世代DVDの規格統一問題 12
(2)光ディスクの種類と特徴 12
(3)各種光ディスクの記録再生原理 13
(4)次世代DVDの主導権争い 16
2.2.開発競争の事例(青色半導体発光デバイスの開発と特許) 18
(1)発光ダイオード(LED: Light Emitting Diode)の原理 18

 

 

(3)知的財産権(特許) 26
(a)知的財産権と特許 27
(b)特許制度 27
2.3.次世代フラットパネルディスプレイ(FPD)に見る開発競争 29
(1)液晶ディスプレイ(LCD: Liquid Crystal Display) 29
(2)プラズマディスプレイ(PDP:Plasma Display Panel) 55
(3)有機EL(OELD:Organic Electro Luminescence Device)ディスプレイ 64
(4)電界放出ディスプレイFED(Field Emission Display)の概要 74
(5)無機EL(Erectro Luminescence)ディスプレイの概要 82
(6)プロジェクタ 86
(7)FPDの優位性検討 88

3.1 機器の標準化 95
(1)グローバルスタンダード(国際標準:Global standard) 95
(2)ISO(国際標準化機構:International Organization for Standardization) 95
(3)IEC(国際電気標準会議:International Electrotechnical Commission) 97
3.2 医用機器の規格 98
(1)医用機器安全規格の概要 98
(2)各種規格の状況 99